『セカンド・オピニオン』・・・2005年のコラムから

「あそこはヤブだからダメだよ」
「あの治療で治るわけがないよね」
「こっちの医者は腕がいいらしい」

などなど。。。医師に関する巷の評判は後を絶たない。
最近では,かかりつけ以外の医師に診断してもらう“セカンドオピニオン”が流行っているようだが,ややもすると,医師の良し悪し,腕比べをするためと思われているようだ。

「あそこの病院でAさんがとてもよくなったようだよ」
「Bっていう薬が効いたみたいだ」

その話を聞いて早速,行ってみる。
いままでの自分の治療は間違っていたにちがいない。
その病院でBという薬を飲めば,自分もよくなるはずだ。

治療が長引いてくると,ついついこんな考えに陥ってしまう。
患者同士の間でも,この薬は効く,あの病院はダメ・・・などという噂に翻弄される人が少なくない。
しかし,噂に左右されて病院を転々とし,薬を頻繁に変え・・・おかげで早く治ったという患者にはなかなか遭遇しないものだ。

薬も医師も,まずは信頼することが効果を高めることにつながる(このことは科学的に証明されている)。
医師への信頼を高めるために“セカンドオピニオン”があり,その結果,安心して治療を受け,効果を高めることができるのだと肝に銘じることですね。

(2005年8月 某コミュニティ紙に掲載)

このコラムは,当時たくさん聞かれるようになった“セカンドオピニオン”を誤解しないように・・・と,したためたものだった。
でも,ワタシたちPDの世界では,セカンド・オピニオンで診断を再確認するというよりは,そもそもPDを発見できるかどうかが最初のハードルになってしまっている。
さらに,PDだとしても,相性のよい薬と出会えるかどうかが次のハードル。
この2つのハードルを越えられれば,快方に向かう体調を必ず実感できる。

多くのパニックOBの話に出てくるのが,まさにこのこと。
「あの薬に出会えてから,メキメキよくなったね」
「とどのつまり,薬との相性かもしれないな」

ところが,「相性」という言葉に表されるように,薬が合うかどうかってのは,個人差が大きい。
例えば,パキシルやJゾロフトがよいと言われたからって,誰にでもよいわけではない。従来型のほうが合っているという人だって,かなりいるはずだ。
抗不安剤でも同じことが言える。成分や分子構造なんて,みんな似ているはずなのに,抗不安という同じ作用をもたらすもののはずなのに,効くと思える薬もあるし,効かないと感じるものもある。

こうなってくると,
1に,PDと早く診断してもらうこと(見つけてもらうこと)
2に,合う薬を診立ててもらうこと となるわけだが,
「症状とそれに適した薬の組み合わせ」のイメージに幅のある医師がよいってことになるのだろうか?

セカンド・オピニオンから,ちょっと内容がズレてきてしまいましたが,今回はこのへんで。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント